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税理士の科目合格を職務経歴書にどう書くか 職場の選び方

税理士の科目合格を職務経歴書などの書類でどう示し、職場をどう選ぶかを整理します。実務経験の数え方、合格率の読み方を公式資料で確認します。会計事務所と事業会社の比べ方も説明します。

確認日

科目合格を職場選びに生かす流れ
  1. 1受験の計画残りの科目と受験資格を確かめる
  2. 2経験の確認今の仕事が租税や会計の事務に当たるかを見る
  3. 3職場の条件仕事の中身と勉強の時間を求人票で読む
  4. 4相談先の選択登録の判断は税理士会の案内で確かめる

税理士の科目合格は、一度に全科目を受けなくても積み上げられる仕組みで、合格科目は生涯有効です1。職場を変えても合格した科目は失われません。職場選びで見るのは、実務経験として数えられる仕事か、受験を続ける時間を取れるかの2点です。

経理の仕事をこれから探す人は、未経験から経理に入るサービスの選び方が先です。経理の経験がある人は、簿記論や財務諸表論から1科目ずつ始める道もあります2。他の資格との比較は簿記1級の記事の表にあります。

職場の選び方

科目合格者がどの職場に多いか、会計事務所と事業会社のどちらが有利かを示す公的な統計は、調べた範囲ではありません。次の点を求人票と面接で確かめます。

  • 仕事の中身が、入出力だけでなく判断を伴う税務や会計の事務を含むか
  • 受験を続ける人への勤務の配慮があるか。試験前の休暇や残業の時期を聞く
  • 法人税や相続税など、これから受ける科目に近い仕事があるか
  • 事業会社の場合、税務申告を社内で扱うか、外部に任せているか

仕事の違いは会計事務所と事業会社の違いで比べられます。

書類での書き方

書類では、合格した科目と年度を分けて書きます。5科目の合格、一部の科目の合格、税理士の登録は別のものです。「何科目合格か」と聞かれたら、科目名と年度を添えて答えます。求人票の「科目合格者歓迎」が何科目を指すかは求人によって違う可能性があるので、応募前に確かめてください。年齢と科目数の見通しは人によって違うため、受験を続ける計画があるなら、その予定も話せるようにします。

実務経験の数え方

税理士になるには、試験の合格だけでなく、租税または会計に関する事務の経験が通算2年以上必要です1。登録の手引が挙げるのは、会社等における税務の事務3と、仕訳、転記、元帳の整理、決算手続、財務諸表の作成などの会計の事務です3。

事業会社の経理の経験も、当たるかどうかは会社名でなく仕事の中身で見ます。分かれ目になるのは次の決まりです。

  • 特別な判断を要しない機械的事務は除かれ、単純な入出力事務も含まれる3
  • 他の事務と混ざる場合は、当たる事務の時間を抜き出して積み上げる3
  • 経験の期間は、試験合格の前でも後でもかまわない3
  • 複数の勤務先の期間を合算でき、アルバイト等も従事時間を積み上げて算入できる3
  • 2年相当の従事時間は3,696時間で、1日7時間、1月154時間が積上げの限度3

すでに実務の期間が長い人は、次の職場で経験を積むことより、受験の時間を取れるかを先に見る考え方もあります。登録手数料は現行50,000円で、令和9年4月1日以後の収納分から70,000円になります4。自分の経験が要件に当たるかは個別の判断になるので、登録先の税理士会に確認してください。

試験の仕組み

試験は会計学の2科目(簿記論、財務諸表論)と、税法から受験者が選ぶ3科目で行われます2。税法は所得税法、法人税法、相続税法、消費税法か酒税法、国税徴収法、住民税か事業税、固定資産税の中から選びます2。所得税法と法人税法のうち、少なくとも1科目は選ぶ決まりです2。合格基準点は各科目とも満点の60%で2、計5科目に達すると合格者になります2。

受験資格は科目で異なります。会計学の2科目は第73回から制限がなくなり5、税法科目は要件のいずれか一つを満たす必要があります5。その一つは、法人または事業を行う個人の会計に関する事務に2年以上従事したことです5。第76回の受験手数料は1科目4,000円から5科目10,000円まででした6。

合格率と最新回

令和7年度(第75回)の合格率は21.6%でした7。これは5科目に達した527人と、一部科目合格の7,320人を足した7,847人を、受験者36,320人で割った値です7。一部科目合格を含むため、全科目がそろった人の割合ではありません7。

科目第75回第74回
簿記論11.1%717.4%8
財務諸表論31.9%78.0%8
法人税法13.5%716.4%8
消費税法10.1%710.3%8

財務諸表論は1年で8.0%から31.9%に動きました7。一年分でやさしい科目を決めることはできず、数字は受験者全体の傾向で個人の合格を示すものでもありません。全11科目の表は税理士試験のデータにあります。

令和8年度(第76回)の試験は8月4日から6日に行われましたが、結果は2026年10月31日の時点で未発表です6。合格発表の予定日は11月27日です6。受験申込者数は45,954人で、受験者数ではありません9。第76回から、全ての受験者に各受験科目の得点が通知されます10。得点を見てから、来年の科目と職場の判断をあわせて考えることもできます。

発表までにやること

  1. 合格済みの科目と残りの科目を書き出し、税法の要件を満たしているかを確かめます。
  2. 今の仕事の内容を、月ごとの業務と時間で記録します。登録の相談に使えます。
  3. 11月27日の発表予定日6の後、通知された得点を見て来年の科目を決めます。
  4. 転職するなら、受験との両立の条件を各社に確かめます。ヒュープロ11、MS-Japan12、ジャスネットキャリア13は会計や税務の分野を扱うと案内しています。ツインプロは会計事務所・税理士法人も対象職種に挙げています14。選び方は税理士科目合格者のサービスの選び方で比べています。

出典

  1. 日本税理士会連合会「税理士の資格取得」 確認日 2026-10-31 ↩ ↩2

  2. 国税庁「税理士試験の概要」 確認日 2026-10-31 ↩ ↩2 ↩3 ↩4 ↩5 ↩6

  3. 日本税理士会連合会「税理士登録の手引(令和8年9月)」 確認日 2026-10-31 ↩ ↩2 ↩3 ↩4 ↩5 ↩6 ↩7

  4. 日本税理士会連合会「登録の流れ・手数料」 確認日 2026-10-31 ↩

  5. 国税庁「税理士試験受験資格の概要」 確認日 2026-10-31 ↩ ↩2 ↩3

  6. 国税庁「令和8年度(第76回)税理士試験公告」 確認日 2026-10-31 ↩ ↩2 ↩3 ↩4

  7. 国税庁「令和7年度(第75回)税理士試験結果」 確認日 2026-10-31 ↩ ↩2 ↩3 ↩4 ↩5 ↩6 ↩7 ↩8

  8. 国税庁「令和6年度(第74回)税理士試験結果」 確認日 2026-10-31 ↩ ↩2 ↩3 ↩4

  9. 国税庁「令和8年度(第76回)税理士試験申込者数」 確認日 2026-10-31 ↩

  10. 国税庁「令和8年度(第76回)税理士試験結果の発表方法の変更について」 確認日 2026-10-31 ↩

  11. ヒュープロ公式サイト 確認日 2026-10-31 ↩

  12. MS-Japan公式サイト 確認日 2026-10-31 ↩

  13. ジャスネットキャリア公式サイト 確認日 2026-10-31 ↩

  14. ツインプロ公式サイト 確認日 2026-10-31 ↩

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ジャスネットキャリア
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