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税理士試験の合格率の推移 年度別・科目別のデータ

国税庁が公表した税理士試験の結果を、年度別と科目別の表にまとめました。科目別の合格率の推移を並べ、合格率の分母と、一部科目合格を含む点の読み方を説明します。最新回の結果は未発表です。

確認日

税理士試験の数字を読む順番
  1. 1全体の結果を見る合格率の中身を分ける
  2. 2人数の種類を分ける申込、受験、実人員、延人員
  3. 3科目別の動きを見る複数年度を並べる
  4. 4未発表の回を確かめる発表予定日を見る

税理士試験の「合格率」は、5科目がそろった人の割合ではありません。一部の科目だけに合格した人も含む数字です。令和7年度(第75回)の合格率は21.6%で、その内訳は5科目到達者527人、一部科目合格者7,320人でした1。

この記事は受験を考える人向けの資料で、数字は国税庁の結果から写しています。統計は全体の傾向を示すものであり、個人の結果を示すものではありません。経理の仕事を探している人は、経理の賃金統計から読むと早いでしょう。

年度別の結果

年度受験申込者数受験者数合格率(%)出典
令和7年度(第75回)45,51736,32021.61
令和6年度(第74回)43,91934,75716.62
令和5年度(第73回)41,25632,89321.73
令和4年度(第72回)36,85228,85319.54
令和3年度(第71回)35,77427,29918.85
令和2年度(第70回)35,13526,67320.36
年度5科目到達者数一部科目合格者数合格者数合計出典
令和7年度(第75回)5277,3207,8471
令和6年度(第74回)5785,1845,7622
令和5年度(第73回)6006,5257,1253
令和4年度(第72回)6205,0065,6264
令和3年度(第71回)5854,5545,1395
令和2年度(第70回)6484,7545,4026
  • 統計名・表番号:国税庁の各年度の税理士試験結果にある試験地別の表の合計欄です。ここでは表番号ではなく、年度と回で示します。
  • 対象範囲:全国合計の実人員(重複を除いた人数)で、第70回から第75回までです。
  • 計算式:合格率=合格者数合計÷受験者数。合格者数合計=5科目到達者数+一部科目合格者数です。どちらも全行で再計算し、表の値と一致しました。
  • 限界:一部科目合格を含むため、最終的に5科目へ届いた人の割合としては読めません。受験者が何年かけて合格したかも、この表からは分かりません。公認会計士試験の資料にある「願書提出者数」「出願者数」は、税理士試験の表では「受験申込者数」にあたる言葉です。

受験申込者数と受験者数は別の数字です。令和7年度は申込45,517人に対し、受験は36,320人でした1。率を見るときは分母が受験者数である点に気をつけてください。

受験者数は令和2年度の26,673人6から令和7年度の36,320人1まで、どの年度も前年度を上回っています。令和5年度(第73回)から会計学の2科目は受験資格の制限がなくなりました7。ただ、増えた理由をこの表だけで説明することはできません。

科目別の結果

合格基準点は各科目とも満点の60%です8。それでも合格率は年度によって大きく動きます。財務諸表論は第74回が8.0%2、第75回が31.9%1でした。動いた理由は、結果の表からは読み取れません。

合格率の推移

税法の選び方を考えるときは、この表が便利です。単位は%です。

科目第70回第71回第72回第73回第74回第75回出典
簿記論22.616.523.017.417.411.1654321
財務諸表論19.023.914.828.18.031.9654321
所得税法12.012.614.113.812.613.0654321
法人税法16.112.812.314.016.413.5654321
相続税法10.612.814.211.618.713.8654321
消費税法12.511.911.411.910.310.1654321
酒税法13.912.613.212.712.112.2654321
国税徴収法12.213.713.813.913.013.8654321
住民税18.112.717.214.718.217.8654321
事業税13.112.614.116.413.712.3654321
固定資産税13.513.818.417.318.015.5654321

法人税法は第72回の12.3%4から第74回の16.4%2の間で動き、消費税法は第70回の12.5%6から第75回の10.1%1の間にあります。相続税法は第74回の18.7%2のように、年度による差が目立つ科目もあります。

令和7年度(第75回)

科目受験者数合格者数合格率(%)出典
簿記論18,4662,05811.11
財務諸表論15,6294,98031.91
所得税法1,12014613.01
法人税法3,60648813.51
相続税法2,41333313.81
消費税法7,06471210.11
酒税法5907212.21
国税徴収法1,67123113.81
住民税4397817.81
事業税3103812.31
固定資産税92814415.51
合計(延人員)52,2369,28017.81

令和6年度(第74回)

科目受験者数合格者数合格率(%)出典
簿記論17,7113,07617.42
財務諸表論13,6651,0998.02
所得税法1,19515012.62
法人税法3,58358816.42
相続税法2,51547118.72
消費税法7,20674010.32
酒税法5286412.12
国税徴収法1,67021713.02
住民税4618418.22
事業税2493413.72
固定資産税89316118.02
合計(延人員)49,6766,68413.52

令和5年度(第73回)

科目受験者数合格者数合格率(%)出典
簿記論16,0932,79417.43
財務諸表論13,2603,72628.13
所得税法1,20216613.83
法人税法3,55049714.03
相続税法2,42828211.63
消費税法6,75680211.93
酒税法4635912.73
国税徴収法1,64622813.93
住民税4626814.73
事業税2504116.43
固定資産税84614617.33
合計(延人員)46,9568,80918.83

令和4年度(第72回)

科目受験者数合格者数合格率(%)出典
簿記論12,8882,96523.04
財務諸表論10,1181,50214.84
所得税法1,29418214.14
法人税法3,45442512.34
相続税法2,37033614.24
消費税法6,48874011.44
酒税法4546013.24
国税徴収法1,70923513.84
住民税4768217.24
事業税2693814.14
固定資産税91016718.44
合計(延人員)40,4306,73216.74

令和3年度(第71回)

科目受験者数合格者数合格率(%)出典
簿記論11,1661,84116.55
財務諸表論9,1982,19623.95
所得税法1,35017012.65
法人税法3,53245312.85
相続税法2,54832512.85
消費税法6,08672611.95
酒税法4705912.65
国税徴収法1,70223413.75
住民税3784812.75
事業税3023812.65
固定資産税94113013.85
合計(延人員)37,6736,22016.55

令和2年度(第70回)

科目受験者数合格者数合格率(%)出典
簿記論10,7572,42922.66
財務諸表論8,5681,63019.06
所得税法1,43717312.06
法人税法3,65858816.16
相続税法2,49926410.66
消費税法6,26178212.56
酒税法4466213.96
国税徴収法1,62919812.26
住民税3816918.16
事業税3354413.16
固定資産税87411813.56
合計(延人員)36,8456,35717.36
  • 統計名・表番号:国税庁の各年度の税理士試験結果にある科目別の結果表です。
  • 対象範囲:全国の科目別の人数です。合計の行だけは延人員で、同じ人が複数科目を受けると重ねて数えます。
  • 計算式:合格率(%)=合格者数÷受験者数です。表の値は原文のまま載せています。
  • 限界:受験者の学習歴は科目ごとに異なるため、合格率の差を科目の難しさの差とは言い切れません。合計の行の率は、年度別の表の率とは数え方が違います。

第76回の申込

令和8年度(第76回)の結果は、令和8年10月31日の時点で未発表です9。合格発表の予定日は令和8年11月27日です10。受験申込者数の実人員は、第75回の45,517人1から第76回の45,954人に増えました9。

科目受験申込者数出典
簿記論26,0019
財務諸表論20,4289
所得税法1,5749
法人税法4,8249
相続税法3,2489
消費税法9,7159
酒税法1,0789
国税徴収法2,6969
住民税7399
事業税5139
固定資産税1,4159
計(延人員)72,2319
  • 統計名・表番号:国税庁「令和8年度(第76回)税理士試験申込者数」の受験申込者数(科目別・試験地別)です。
  • 対象範囲:全国合計の科目別の申込数です。計の行は延人員です。
  • 計算式:申込の人数をそのまま載せており、当サイトの計算はありません。
  • 限界:申込の数であり、受験者数ではありません。この表と過去の受験者数を並べて、受験者数の増減を見ることはできません。

第76回からは、全ての受験者に各受験科目の得点が通知されます11。合否だけでなく得点も分かるため、次の科目の計画を立てる材料になります。

次にすること

  • 令和8年11月27日の予定日に、国税庁の発表を確認してください10。
  • 試験は会計学の2科目と、選択する税法の3科目です。税法では、所得税法か法人税法のいずれか1科目の選択が求められます8。残りの科目は、推移の表を見ながら税理士の科目合格と仕事で考えられます。
  • 合格した科目は生涯有効で12、1科目ずつ受けられます8。仕事と両立するかどうかは、科目別の率より、年に受ける科目数と職場の時間で考えるのが現実的です。職場の比べ方は税理士科目合格者のサービスの選び方にあります。
  • 税法科目の受験資格は要件が複数あります7。自分が当てはまるかどうかは、国税庁の案内で確かめてください。

出典

  1. 国税庁「令和7年度(第75回)税理士試験結果表」 確認日 2026-10-31 ↩ ↩2 ↩3 ↩4 ↩5 ↩6 ↩7 ↩8 ↩9 ↩10 ↩11 ↩12 ↩13 ↩14 ↩15 ↩16 ↩17 ↩18 ↩19 ↩20 ↩21 ↩22 ↩23 ↩24 ↩25 ↩26 ↩27 ↩28 ↩29 ↩30 ↩31

  2. 国税庁「令和6年度(第74回)税理士試験結果表」 確認日 2026-10-31 ↩ ↩2 ↩3 ↩4 ↩5 ↩6 ↩7 ↩8 ↩9 ↩10 ↩11 ↩12 ↩13 ↩14 ↩15 ↩16 ↩17 ↩18 ↩19 ↩20 ↩21 ↩22 ↩23 ↩24 ↩25 ↩26 ↩27 ↩28

  3. 国税庁「令和5年度(第73回)税理士試験結果表」 確認日 2026-10-31 ↩ ↩2 ↩3 ↩4 ↩5 ↩6 ↩7 ↩8 ↩9 ↩10 ↩11 ↩12 ↩13 ↩14 ↩15 ↩16 ↩17 ↩18 ↩19 ↩20 ↩21 ↩22 ↩23 ↩24 ↩25

  4. 国税庁「令和4年度(第72回)税理士試験結果」 確認日 2026-10-31 ↩ ↩2 ↩3 ↩4 ↩5 ↩6 ↩7 ↩8 ↩9 ↩10 ↩11 ↩12 ↩13 ↩14 ↩15 ↩16 ↩17 ↩18 ↩19 ↩20 ↩21 ↩22 ↩23 ↩24 ↩25 ↩26

  5. 国税庁「令和3年度(第71回)税理士試験結果」 確認日 2026-10-31 ↩ ↩2 ↩3 ↩4 ↩5 ↩6 ↩7 ↩8 ↩9 ↩10 ↩11 ↩12 ↩13 ↩14 ↩15 ↩16 ↩17 ↩18 ↩19 ↩20 ↩21 ↩22 ↩23 ↩24 ↩25

  6. 国税庁「令和2年度(第70回)税理士試験結果」 確認日 2026-10-31 ↩ ↩2 ↩3 ↩4 ↩5 ↩6 ↩7 ↩8 ↩9 ↩10 ↩11 ↩12 ↩13 ↩14 ↩15 ↩16 ↩17 ↩18 ↩19 ↩20 ↩21 ↩22 ↩23 ↩24 ↩25 ↩26 ↩27

  7. 国税庁「税理士試験受験資格の概要」 確認日 2026-10-31 ↩ ↩2

  8. 国税庁「税理士試験の概要」 確認日 2026-10-31 ↩ ↩2 ↩3

  9. 国税庁「令和8年度(第76回)税理士試験申込者数」 確認日 2026-10-31 ↩ ↩2 ↩3 ↩4 ↩5 ↩6 ↩7 ↩8 ↩9 ↩10 ↩11 ↩12 ↩13 ↩14

  10. 国税庁「令和8年度(第76回)税理士試験公告」 確認日 2026-10-31 ↩ ↩2

  11. 国税庁「令和8年度(第76回)税理士試験結果の発表方法の変更について」 確認日 2026-10-31 ↩

  12. 日本税理士会連合会「税理士の資格取得」 確認日 2026-10-31 ↩

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