USCPAは米国の公認会計士を指す呼び名で、受ける試験はUniform CPA Examinationといいます。日本の公認会計士試験とは別の試験です。受験の前に、英語の資料を読む仕事や海外の子会社との仕事を目指すのかを決めてください。この点が転職での使い道を分けます。
経理の経験がこれからの人は、先に簿記3級の記事から読むのが近道です。経験者で次の資格を比べたい人は、簿記1級の記事の表で並べて見られます。合格と免許は別の手続きであること、日本から受ける情報は公式で最新を確かめることも、先に押さえておきます。
試験の構成
試験は4セクション、合計16時間です1。各4時間のCoreセクション3つと、選択するDisciplineセクション1つで構成されます1。Coreは全員が受ける領域、Disciplineは選んで受ける領域です。
| 区分 | セクション | 2025年の累計合格率 | 2026年の累計合格率 |
|---|---|---|---|
| Core | AUD | 48.21%2 | 50.03%2 |
| Core | FAR | 42.12%2 | 43.54%2 |
| Core | REG | 63.12%2 | 66.32%2 |
| Discipline | BAR | 41.94%2 | 43.88%2 |
| Discipline | ISC | 67.79%2 | 68.56%2 |
| Discipline | TCP | 77.65%2 | 79.75%2 |
2026年の累計は第1~第3四半期の値で、表は全受験者の値です。日本の受験者だけの数字ではありません2。セクションごとに受ける人が同じとは限らないため、合格率の高さだけで選ぶ判断は勧められません。統計は全体の傾向で、自分の結果を示す数字でもありません。FARは2025年の中でも40.20%から43.52%の間で動きました2。
点数と予約の決まり
各セクションの合格点は75です2。スコアは0から99の尺度で報告され、正答率を表すものではありません2。配点は択一問題(MCQ)50%、事例問題(TBS)50%で、ISCのみMCQ 60%、TBS 40%です2。
Coreは年間を通じて予約でき、Disciplineは各四半期の最初の月のみ予約できます3。さらに、2027年7月に新しい配信基盤へ移行し、7月1日から11日までは試験が実施されません3。7月12日以降の実施と結果発表の日程も調整されるため、来年の夏に受ける計画なら、AICPAの予定表を確かめて日程を組みます3。費用は出願料、事務手数料、試験料を含み、管轄ごとに異なります3。公式のFAQに1セクションあたりの金額の記載はないので、出願先の管轄で確かめてください。学習時間の目安も、FAQには示されていません。
日本で受ける注意
NASBA(全米州政府会計委員会)は、AICPAとPrometricと連携し、日本を含む国外の会場で受験できるようにしています4。国外受験は、参加する管轄で出願してNotice to Schedule(受験を認める通知)を受け取った後に申し込みます4。国外受験には通常の費用に加えて1セクションごとに追加費用がかかり、インド以外は$390.00です4。
調査で確定できなかった点が2つあります。受験できる国の数は公式どうしで一致せず、AICPAの案内は15か国5、NASBAの一覧は19か所4です。また、日本の公式窓口(Prometricの日本語案内)の内容は読み取れず、確認できていません4。申し込む前に、NASBAとPrometricの最新の案内を自分で確かめてください。
合格と免許の違い
免許にはeducation(学歴)、experience(実務経験)、ethics(倫理)、Exam(試験)の4つが関わります1。全国共通の免許はなく、55の管轄の州会計士委員会が発行します1。実務経験は現在およそ2,000時間とされますが、管轄により異なります1。科目合格の有効期間も管轄ごとに決められています3。
求人票の「USCPA」が、全科目合格を指すのか、免許の保有まで求めるのかは、求人によって違う可能性があります。応募前に確かめてください。履歴書に書くときも、全科目合格、一部の科目合格、免許の保有を区別し、どの管轄の話かを添えると誤解を防げます。
求人で見る点
USCPAの人の採用状況を示す統計は、調べた範囲ではありません。経験者の目で次の点を見ます。
- 応募条件が全科目合格か、科目合格や学習中でも可か
- 英語の会計資料や海外の子会社とのやり取りが仕事に含まれるか
- 米国の基準に関わる監査や開示の仕事があるか
- 今の経理や監査の経験のどの部分が、経験欄の条件に当たるか
job tag は経理事務の中途採用で決算や財務に関わる経験が求められる傾向を示しています6。USCPAの学習は経験欄の代わりにならないと考え、担当してきた業務とあわせて説明します。
受験前にやること
- 受験する管轄を比べ、出願の条件、費用、科目合格の有効期間を公式で確かめます。
- 受験の時期を決めます。2027年の夏なら7月の休止3を計算に入れます。
- 希望の職種の求人票を集め、USCPAの扱いが「必須」か「歓迎」かを数えます。
- 相談先を選びます。ツインプロはUSCPAを対象者に挙げています7。MS-Japanの対象には管理部門と士業が含まれます8。ジャスネットキャリアは会計、税務、経理・財務分野の支援を案内しています9。比べ方は会計士・USCPAのサービスの選び方にあります。
出典
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NASBA「What is the Uniform CPA Examination?」 確認日 2026-10-31 ↩ ↩2 ↩3 ↩4 ↩5
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AICPA & CIMA「Learn more about CPA Exam scoring and pass rates」 確認日 2026-10-31 ↩ ↩2 ↩3 ↩4 ↩5 ↩6 ↩7 ↩8 ↩9 ↩10 ↩11 ↩12 ↩13 ↩14 ↩15 ↩16 ↩17
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NASBA「CPA Exam - International Administration」 確認日 2026-10-31 ↩ ↩2 ↩3 ↩4 ↩5
-
AICPA & CIMA「Everything You Need to Know About the CPA Exam」 確認日 2026-10-31 ↩
-
厚生労働省 job tag「経理事務」 確認日 2026-10-31 ↩
-
ツインプロ公式サイト 確認日 2026-10-31 ↩
-
MS-Japan公式サイト 確認日 2026-10-31 ↩
-
ジャスネットキャリア公式サイト 確認日 2026-10-31 ↩