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経理の有効求人倍率の読み方 公認会計士試験の結果も掲載

経理に近い会計事務従事者の有効求人倍率の意味と読み方を、厚生労働省の統計で説明します。季節調整値と比べるときの注意にも触れます。後半は公認会計士試験を受ける人向けに、公表された結果をまとめました。

確認日

有効求人倍率を読む順番
  1. 1倍率の意味を知る求人と求職の比
  2. 2同じ表の中で比べる職業全体や事務職と並べる
  3. 3分からないことを知る年齢、経験、地域
  4. 4地域の実際を確かめる窓口と民間の求人を見る

経理に近い「会計事務従事者」の有効求人倍率は、令和8年9月にパートを含めて0.55倍でした1。ハローワークで仕事を探す人100人に対して、求人が約55件という意味です1。職業全体の1.08倍より低く1、事務職全体の0.37倍より高い値です1。

この倍率から、年齢別、経験の有無別、地域別の状況は分かりません。経験者の求人が多いかどうかも、この統計では確かめられません。また、季節による増減をならす前の値なので、全国の季節調整値1.19倍2とは単純に比べられません。経理の仕事を探している人は、前半だけ読めば足ります。後半は公認会計士試験を受ける人向けです。

有効求人倍率の表

「パートを含む」「パートを除く」は、原文の常用(パート含む)と常用(除パート)です。1つ目の表が倍率で、続く表は倍率のもとになる数と、紹介、就職の件数です。

職業区分新規求人倍率有効求人倍率出典
職業計パートを含む2.101.081
事務従事者パートを含む0.800.371
一般事務従事者パートを含む0.650.301
会計事務従事者パートを含む1.030.551
職業計パートを除く2.221.181
事務従事者パートを除く0.780.381
一般事務従事者パートを除く0.600.291
会計事務従事者パートを除く0.990.521
職業区分有効求人有効求職出典
職業計パートを含む2,039,7931,892,5711
事務従事者パートを含む181,983487,0781
一般事務従事者パートを含む120,943405,0841
会計事務従事者パートを含む17,54831,8451
職業計パートを除く1,335,4181,128,8651
事務従事者パートを除く118,323310,5151
一般事務従事者パートを除く74,230254,6391
会計事務従事者パートを除く12,05723,3331
職業区分新規求人新規求職出典
職業計パートを含む709,292337,5721
事務従事者パートを含む64,68080,8491
一般事務従事者パートを含む43,65867,1201
会計事務従事者パートを含む6,0365,8631
職業計パートを除く458,640206,8551
事務従事者パートを除く41,19553,0021
一般事務従事者パートを除く26,21843,3461
会計事務従事者パートを除く4,1434,2061
職業区分紹介件数就職件数出典
職業計パートを含む277,47674,1621
事務従事者パートを含む95,53415,4681
一般事務従事者パートを含む71,20811,4781
会計事務従事者パートを含む9,5331,4251
職業計パートを除く165,19238,8691
事務従事者パートを除く64,3888,9081
一般事務従事者パートを除く46,1246,4291
会計事務従事者パートを除く7,1418721
  • 統計名・表番号:厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年9月分)」参考統計表7-1・8-1です1。
  • 対象範囲:全国のハローワークの取扱分で、民間の職業紹介や求人サイトは含みません。職業の区分は平成21年12月改定の日本標準職業分類に基づきます1。
  • 計算式:有効求人倍率=有効求人÷有効求職、新規求人倍率=新規求人÷新規求職です。当サイトの検算でも、全行が表の値と一致しました。
  • 限界:季節調整前の1か月分の結果です。全国の値で、地域の状況は分かりません。都道府県別の値は本サイトの資料に含まれていません。会計事務所の職員がこの分類に入るかは、統計の資料からは確認していません。

倍率の読み方

同じ事務でも、一般事務従事者は0.30倍で1、会計事務従事者の0.55倍より低い値です1。パートを除くと、会計事務従事者は0.52倍1、一般事務従事者は0.29倍1、職業全体は1.18倍でした1。

有効求人倍率は有効求人と有効求職の比で、新規求人倍率は同じ月に新しく出た分の比です。会計事務従事者の新規求人倍率は1.03倍で1、どちらを見ているかで印象が変わります。倍率の名前を確かめて読んでください。

会計事務従事者では、パートを含めて紹介件数が9,533件、就職件数が1,425件でした1。

ハローワークの中では求職者の数が求人の数を上回っていますが、ここから仕事の見つけやすさを決めることはできません。民間の職業紹介や求人サイトの動きはこの統計に入らず、経理の中の経験や職位の違いも見えないからです。

なお、job tag の経理事務の0.55は令和7年度の値で3、令和8年9月の値と同じ数字でも別の集計です。

次にすること

公認会計士試験

ここから先は公認会計士試験を受ける人向けです。仕事の探し方は会計士・USCPAのサービスの選び方にあります。

年願書提出者数(出願者数)最終合格者数最終合格率出典
令和7年22,0561,6367.4%4
令和6年21,5731,6037.4%4
令和5年20,3171,5447.6%5
令和4年18,7891,4567.7%5
年短答式受験者数短答式合格者数短答式免除者数論文式受験者数出典
令和7年19,8002,4092,2564,6654
令和6年19,5642,3452,0094,3544
令和5年18,2282,1032,0894,1925
令和4年16,7011,9792,0884,0675
  • 統計名・表番号:公認会計士・監査審査会「令和7年公認会計士試験の合格発表の概要について」などの年別の表です。令和7年と令和6年は令和7年の資料4、令和5年と令和4年は令和5年の資料によります5。
  • 対象範囲:願書提出者数は、第Ⅰ回と第Ⅱ回の短答式の両方に出願した人を名寄せした(重複を除いた)数です4。
  • 計算式:最終合格率=最終合格者数÷願書提出者数です4。論文式受験者数=短答式合格者数+短答式免除者数で、全行が合います。
  • 限界:令和7年の資料から「願書提出者数」の表記は「出願者数」に変わりました4。分母は出願した人全員で、短答式を受けなかった人も含みます。

令和7年の出願者数は22,056人4で、令和4年の18,789人5から増えています。最終合格率は令和4年の7.7%5に対し、令和7年は7.4%でした4。令和7年の論文式の合格基準は得点比率52.2%以上で、1科目でも40%未満があれば不合格となります4。

令和8年の短答式

令和8年の最終結果は、令和8年10月31日の時点で未発表です6。合格発表は令和8年11月20日の予定です6。今の時点で分かるのは、短答式の結果までです。

回出願者数答案提出者数合格者数合格基準(総点数比)出典
第Ⅰ回16,18112,5331,52575%以上7
第Ⅱ回17,59411,10299570%以上8
  • 統計名・表番号:公認会計士・監査審査会「試験結果の概要」の第Ⅰ回7と第Ⅱ回8です。
  • 対象範囲:令和8年の短答式試験のみです。
  • 計算式:人数は原文のままで、当サイトの計算はありません。
  • 限界:短答式の合格者であり、最終合格者ではありません。上の年別の表と同じ欄として並べることはできません。

出典

  1. 厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年9月分)参考統計表7-1・8-1」 確認日 2026-10-31 ↩ ↩2 ↩3 ↩4 ↩5 ↩6 ↩7 ↩8 ↩9 ↩10 ↩11 ↩12 ↩13 ↩14 ↩15 ↩16 ↩17 ↩18 ↩19 ↩20 ↩21 ↩22 ↩23 ↩24 ↩25 ↩26 ↩27 ↩28 ↩29 ↩30 ↩31 ↩32 ↩33 ↩34 ↩35 ↩36 ↩37 ↩38 ↩39 ↩40 ↩41 ↩42 ↩43 ↩44 ↩45

  2. 厚生労働省「一般職業紹介状況(令和8年9月分)報道発表資料」 確認日 2026-10-31 ↩

  3. 厚生労働省「job tag(職業情報提供サイト) 経理事務」 確認日 2026-10-31 ↩

  4. 公認会計士・監査審査会「令和7年公認会計士試験の合格発表の概要について」 確認日 2026-10-31 ↩ ↩2 ↩3 ↩4 ↩5 ↩6 ↩7 ↩8 ↩9 ↩10 ↩11

  5. 公認会計士・監査審査会「令和5年公認会計士試験の合格発表の概要について」 確認日 2026-10-31 ↩ ↩2 ↩3 ↩4 ↩5 ↩6 ↩7

  6. 公認会計士・監査審査会「試験実施スケジュール(詳細)及び受験者の方へのお知らせ」 確認日 2026-10-31 ↩ ↩2

  7. 公認会計士・監査審査会「試験結果の概要(令和8年公認会計士試験第Ⅰ回短答式試験)」 確認日 2026-10-31 ↩ ↩2

  8. 公認会計士・監査審査会「試験結果の概要(令和8年公認会計士試験第Ⅱ回短答式試験)」 確認日 2026-10-31 ↩ ↩2

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